
院長川原和也
長崎大学医学部卒業。大学病院では泌尿器科の医局長を務めた経歴を持つ。理想とする地域医療の実現をめざして1998年に開業。腎臓疾患・尿管・膀胱・前立腺など、泌尿器科全般のほか、内科疾患にも対応。手術や透析にも注力している。日本泌尿器科学会泌尿器科専門医。
地域のかかりつけ医として幅広い症状に対応
専門性の高い診療を提供します
地域医療への貢献をめざして1998年に開業した当院では、腎臓疾患・尿管・膀胱・前立腺などの泌尿器科全般のほか、内科疾患の相談も受けつけています。私は大学病院に在籍中に泌尿器科の医局長を務めたこともあり、これまで多くの患者さんと出会い、関わりを持てたことは大きな財産となりました。長年医師として患者さんと接していると、私たちにとっては病気が日常になってしまいます。しかし、患者さんはそうではありません。どのような状態なのかをしっかり理解してもらえるように、毎回丁寧な説明を心がけています。また、些細な会話が生活背景を知るきっかけになるため、安心して色々なことをお話ししていただけるように親しみやすい雰囲気づくりを大切にしています。体調の変化や悩みがあっても、どこに相談すればいいかわからず、抱え込んでしまっている人も少なくありません。困ったときはぜひ当院にご相談ください。泌尿器科に関わらず、どんな症状でもお話を伺います。患者さんにとって受診しやすい身近な存在であり続けることをめざしています。
先生松本秀一朗
1997年、北海道大学医学部卒業。同大学第一外科に入局し、2006年には不凍タンパクを用いた臓器保存の研究により医学博士を取得。その後、ミネソタ大学移植外科、宇和島徳洲会病院、鹿児島徳洲会病院を経て、2021年より現職。腎臓・肝臓・小腸膵臓などの移植手術を数多く経験し、腹膜透析にも力を注いでいる。日本消化器外科学会消化器外科専門医。
腹膜透析の問い合わせは当院へ
私は大学を卒業後、移植外科の医師として研鑽を積んできました。北海道大学では腎臓・肝臓・小腸膵臓などの移植を行い、2009年からは宇和島徳洲会病院で泌尿器外科手術に従事。2012年からは腹膜透析に注力しています。腹膜透析とは、自分のお腹を使って透析を行う方法です。血液透析と比べると身体的な負担が少なく、在宅でも可能なため、通院が困難なご高齢の方にも適しています。鹿児島を拠点に、患者さんやご家族に向けて直接情報を届ける啓発運動に取り組み、今では県内全域から紹介を受けて多くの患者さんをフォローしています。透析は命を預かる治療です。そのため患者さんが安心して治療を受けられるように、自分の家族に接するように対応することを心がけています。大切にしているのは、診察時には患者さんの目を見て話をすること。パソコンばかり見ていては患者さんを不安にさせてしまいます。遠方にお住まいの方はHPからいつでも問い合わせが可能です。些細なことでも構いませんので、いつでもご連絡ください。
先生萱島恒善
幼少期に結核を患ったことをきっかけに、医師を志す。佐賀県医療センター好生館、鹿児島市立病院での勤務を経て、2012年から現職。日本泌尿器科学会泌尿器科専門医。
一人ひとりに誠心誠意対応します
医師を志したきっかけは、幼少期に結核を患ったことです。私も病気の人を助けたいと思い、この仕事に就きました。先輩医師の誘いを受けて泌尿器科を専門とし、佐賀県医療センター好生館や鹿児島市立病院に勤務。2012年から川原院長のもとで診療を行っています。さまざまな症状に不安を抱えて受診する患者さんにとって、医師との会話は緊張するものではないでしょうか。そこで専門用語を並べていては、患者さんにしっかりと伝わる説明はできません。そのため、わかりやすい言葉や表現を意識し、コミュニケーションを大切にした診療を心がけています。そして、検査結果は明確な事実をお伝えして、今後の方針について相談するのが私の診療スタイルです。不安や悩み、疑問があればどんなことでも相談してください。一人ひとりの患者さんに真摯に向き合い、誠心誠意対応することをお約束します。
専門性を生かした
診療
泌尿器科や腎臓内科、透析、性感染症、外科など3名の医師が専門性を生かし、幅広く診療を行います。(2025年6月時点)
40名以上のスタッフと
チーム医療を提供
患者さんと接する時間を作れるよう、コミュニケーションを大切にしながらチーム医療に取り組んでいます。(2025年6月時点)
地域に根差した
かかりつけ医へ
腎・泌尿器科だけでなく内科疾患の相談にも対応。小さいお子さんからご高齢の方まで、幅広い年齢層の患者さんを診療しています。
コミュニケーションを
大切にします
スタッフ同士はもちろん、効率的な動きを追求することで患者さんと接する時間を確保できるようにスタッフ全員が動いています。
検査体制・機器も
充実
血液透析室には治療状況をリアルタイムで共有できる透析通信システムや先進のレーザー機器を導入しています。
泌尿器科・腎臓内科の
エキスパート
院長は鹿児島大学病院で医局長を務めた経歴があり、泌尿器科の治療や手術経験が豊富な医師が在籍しています。
前立腺肥大の手術
多くの男性は加齢とともに前立腺が徐々に大きくなります。これが前立腺肥大症です。当院では先進の治療であるCVP(接触式レーザー前立腺蒸散術)を導入しています。前立腺の組織に光ファイバーを接触させてレーザーを照射することで、肥大化した組織を気化・蒸散させる手術です。出血リスクが低く、さまざまな薬を内服している人も受けられ、入院期間が短いなどメリットがあります。
先進機器による結石のレーザー
腎臓、尿管、膀胱、尿道までの尿の通り道にできた結石が移動して尿管に挟まると痛みや吐き気などの症状が現れます。結石が1cm以下であれば自然に排石するのを待つこともありますが、サイズが大きい場合には手術が必要です。当院では細い内視鏡を通してレーザーで結石を破砕し回収します。手術は腰椎麻酔で行い、時間は30~90分程度。入院期間は1泊2日です。
腹膜透析
腹膜は臓器を覆っており、老廃物や余分な水分を血液から取り除く役割を担っています。これを活用し行う治療が腹膜透析です。血液透析と比べると身体的負担が少なく、在宅で受けることも可能であることから、通院が困難なご高齢の方にも適しています。地域包括ケアシステムを利用し、訪問看護師に手伝ってもらうことも可能です。安心して治療を受けられる環境づくりに努めています。
内シャント手術
血液透析を行うために、血管を造る手術のことです。このシャント血管が狭窄や閉塞した場合に、バルーンカテーテルを用いて血管を拡張する「シャントPTA」と呼ばれる治療法にも対応しています。当院では、血管外科を専門とする医師が執刀しますので、ご安心ください。また患者さん自身の血管でシャントを造れない場合には、人工の血管であるグラフトを使ってシャントを造ります。
メディポリス国際陽子線治療センターと連携
前立腺がんの罹患率は年々増加しています。当院は、正常組織へのダメージを最小限に抑えつつ、がん細胞を攻撃する陽子線治療を行っているメディポリス国際陽子線治療センターの連携施設です。この治療は痛みや副作用の心配も少なく、入院の必要もありません。毎週金曜日に当院で相談を受けつけています。2018年4月より保険適用となった治療ですので、希望される方はご相談ください。
医療法人真和会 川原腎・泌尿器科クリニック
JR日豊本線(佐伯~鹿児島中央) 帖佐駅